ここはとあるまちのようちえん。やさしいえんちょうせんせいがこどもたちにクイズをだしているようです。
先生「じゃあ、次はみんなになぞなぞを出しちゃおうかな~?」
ガキ5「はやくはやく~!」
先生「社会的に未熟な君たちにはまだ難しいと思うから、選択肢を3つ用意してあげるね」
ガキ4「SNS社会でそんな口ぶりだといつか炎上して閉園するぞ」
先生「じゃあ問題!ひとまわり大きい加藤ミリヤってな~んだ?」
ガキ1「はいはい!ビッグ加藤ミリヤ!」
先生「選択肢出すつってんだろしかも年相応のしょうもない答えだしやがって、テメエこの先の学校生活で痛い目見るからな
A.巨大加藤ミリヤ
B.加藤センチヤ
C.JUJU
さあど~れだ?」
ガキ2「Aの選択肢ビッグ加藤ミリヤと大差ないじゃん、Bで」
ガキ4「C!」
ガキ5「ぼくもC!」
ガキ1「A!AAAAA!!A!」
ガキ3「…Bで」
先生「正解は全部。みんな、せいかい。」
ガキ「「「「「なんで~?」」」」」
先生「この世界にはね、間違ってることなんかなにもないの。ひとりひとり違うんだから、答えだってひとつのものが正解とは限らないのよ。」
「「「「「先生~!!!!」」」」」
せんせいは、ただこどもたちとあそんでいたのではなく、じんせいでたいせつなことをつたえるためにクイズをだしていたのです。
先生「それじゃあ第2問」
ガキ2「今良い感じでシメたと思ったのに続くんだ」
先生「ウンチが出ない米津玄師ってな~んだ?」
ガキ4「音楽関係者に恨みでもあんのか?」
先生「
A.米津便秘
B.肛門を縫い付けられた米津玄師
C.解脱した結果食事の必要が無くなり、それに伴い排泄の必要もなくなった米津玄師
さあど~れだ?」
ガキ1「Dの『新曲のPVで新しい表現に挑戦しようとした結果大量の下剤を飲むという行為に行きついて逆にウンチが出なくなってしまった米津玄師!』」
先生「勝手に選択肢増やしてboketeのクソつまらん奴みたいな答え作るな ある程度はレールに乗れ、人生詰むぞ」
ガキ5「一番救いがありそうだからC」
ガキ3「…Aで」
ガキ4「流れ的にBで」
先生「正解は全部。みんな、せいかい。」
「「「「「なんで~?」」」」」
先生「ガキ5くんは米津玄師にとって一番救いのある答えを選んでくれた。それは優しいってこと。そしてガキ3ちゃんはなぞなぞとして1番整合性のある答えを選んでくれた。それは物事の中で常識的なものを選ぶことができるってこと。そしてガキ4ちゃんは先生がみんなに何を教えたいかを汲み取って人としてはどうかと思う答えを選んでくれた。それは人の気持ちを考えることができるってこと。みんな正しくて、みんな正解なの。」
「「「「「先生~~~!!!!!」」」」」
先生「ガキ1だけは今後の人生での振る舞い方をもう少し考えろよ、な?」
ガキ2「幼稚園児への諭し方じゃない」
先生「それじゃあ第3問。
この世にあってはいけない法令ってな~んだ?」
ガキ4「雲行きが狂ってきたぞ」
先生「
B.破壊活動防止法
C.景品表示法
さあど~れだ?」
ガキ1「Eの『狭い道を広がって歩いてるグループには生の鶏肉を叩きつけてもOK法』!」
先生「爪剥がすぞ」
ガキ5「バトロワ物のルール説明の段階で殺されそうだなお前」
先生「正解は全部。みんな、せいかい。」
ガキ2「前科か?」
先生「別の法令を選択肢に加えてやってもいいんだぞ」
ガキ4「ストレートな脅迫だ」
せんせいはみんなにたいせつなことをおしえていますが、 つたわらないことだってあります。でもそれはだれかがまちがっているからではなくて、みんながみんなちがうこせいやかんがえをもっているからなのです。
先生「次がいよいよラストの問題!」
ガキ2「お前が問題だよ」
先生「この世にいてはいけない人種ってな~んだ?
A.資本主義者
B.民主主義者
C.自由主義者」
ガキ1「Gの『ディズニーランドの事を「ディズラン」って略す人!』」
ガキ2「お前果てしないな」
先生「正解は全部。みんな、せいかい。」
ガキ4「めちゃくちゃな思想持ってそうだよこの人」
先生「そして、ここにいるみんなも」
ガキ5「マズいぞ逃げろ!」
先生「せいかい。」
ガキ2「あれ…?なんで私だけ無事なの…?」
先生「だって、あなたのシャツ…」
めでたしめでたし