暗黒ダークブログ

自分の事についてです。

耳かきリフレに行ってみた

さて皆さん、

僕が耳かきボイスが好きというのはご存知だろうが、
今回はリアルに、耳かきリフレに行ってきた。
 
 

 

 
面接のために東京に行ったものの、
もうその前からついでに耳かきリフレに行ってしまえという気満々で、
数日前から脳内が耳かきリフレと面接で50:50だった。
 
 
面接を終え、降りついたのは
オタクの街、秋葉原
 
やはり、最初は有名店に行くべきだろう。
僕は事前にリサーチをして、
秋葉原にある『山本耳かき店』に入ることにした。
 
 
いかにもキモオタク向けの店ということで
秋葉原が最寄り駅だろうと思って秋葉原で降りたのだが、
案内を読んでみると御茶ノ水が最寄り駅だった。
 
23区内の一駅など大した距離ではないので
御茶ノ水つながりで鉄腕アトムの主題歌を歌いながら歩いていると、
神田明神周辺の坂道の途中、
御茶ノ水駅から神田川を挟んだ向かい側に店はあった。

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入る前に神田明神で煩悩を叩き落としてやろうと思ったものの、
まあまあ暑い上にスーツなのであまり汗をかいていくと
小町(この店では女の子をそう呼ぶ)も嫌だろうと思い
そのまま店に入ることに決めた。
 
 
店は古い雑居ビルの2階にある。
実はおっかないヤクザが中に潜んでいたりするのではないかと
その雰囲気に少しすくんでいたところ、
施術を受けたであろうニヤついた顔のオタクが出てきた。
 
何をビビっているのだ、
ここは完全無欠のキモオタクの街にあるキモオタク向けの店。
臆せず入ってしまえ。
 
 
何の飾りっ気もないビル内の階段を登っていくと、
細長い廊下の両側に古臭いアルミ製のドアが並んでいる。
 
一番手前の部屋に『受付』とあるので入ってみると、
2人のお兄さんが座っていた。
こちらの顔を見た瞬間、
優しそうな笑顔で『いらっしゃいませ』と言われ、ホッとした。
 
 
さて、料金は耳かきのコースが30分3200円、60分5200円である。
オイルマッサージコースもあったが、僕は迷わず耳かき60分コースを選択した。
 
 
一番奥の部屋に通されると、
薄いカーテンのようなもので一つの部屋が4つほどに仕切られていた。
いわゆる癒し系のBGMが流れているが、
窓が開いているので、向かいの御茶ノ水駅を通る電車や、
一瞬だけ地上に顔を出す東京メトロの走行音がしばしば聞こえてくる。
しかし、騒音というほどモロに耳に入るものではなく、むしろ風流な気さえする。
 
 
さあ、運命のご対面である。
 
 
芸能人で例えて、と言われると難しいが、
美人系の女子大生といった感じだ。
 
 
サービスとしてお茶とおしぼりが出される。
 
熱いのと冷たいの、
緑茶とほうじ茶が選べるが、
仮にも静岡に住む人間であるので冷たい緑茶をお願いした。
めちゃくちゃ渋かった。
 
 
さて、いよいよ耳かきである。
膝に頭を載せてください、と言われ
言われるがままに膝枕の体勢になる。
このとき、膝に対して垂直ではなく、平行に寝転ぶ。
つまり、耳の向きを変えるときに顔が股間にくっついてしまう可能性を排除しているのである。
 
実際に膝枕の体勢になったが足をピンと伸ばして寝るわけにはいかなかった。
理由は言わずもがなだ。
 
 
日頃から割とよく耳かきを自分でやっているため汚れは溜まっていないようで、
むしろ普段からいじくり回している分途中から少し痛くなってきた。
もし次行くなら1週間くらい絶っておこうと思った。
 
 
耳かきの流れとしては
外耳のマッサージ、
外側の耳かき、内側の耳かき、
綿棒、梵天、フーッ♥
といったものである。
 
 
最後の『フーッ♥』とは、
文字通り耳に息をフーッ♥としてくれるサービスである。
熱を纏った息が耳の全神経を刺激していき、
すべての表情筋がユルユルになり、
意識が一気に成層圏まで飛び立ちそうになる。
 
 
床屋のような感じで、途中雑談が入る。
キモオタクが女性と会話など…と思うかもしれないが、
殆どのシチュエーションで顔は見えていないため、
LINEでやり取りしているのとさして変わらない感覚である。
 
 
 
たぶん、雑談の中で相手の情報が明らかになっていくのも
そういった雑談の一つの魅力なのだろう。
 
 
名前は最初に言われたが、2分で忘れた。
目の前の快感に集中したかったからだ。
 
年は1つ上だった。
そのことが判明してから、
だんだんタメ口混じりになってきたのが個人的に良かった。
『お姉さん…』という感じだった。
 
 
耳かき60分コースと言ったが、
もちろん耳かきを60分やり続けるなんていう
耳の中をズタボロにするような事ではなく、各種マッサージが追加される。
 
耳かきの次は頭と顔のマッサージだ。
これは膝枕の体勢のまま、顔を上に向けた状態で行う。
個人的にはこれが一番膝枕を堪能出来る体勢である。
本当のことを言うと顔を下にした方がもっと堪能出来そうではあるが。
 
 
その次は手のマッサージだ。
残念ながら膝枕とはここでお別れになる。
しかしこのマッサージがなかなかのもので、
謎のクリームを手全体に揉み込んでいくのだが、
手と手が絡み合う感覚、
さらにクリームのややヌルッとした感触のおかげで、
めちゃめちゃやらしい事をしている気分になって来る。
 
 
そしてラストは肩周りのマッサージだ。
別のレビューで『体がくっつく』と書いてあったので少し期待していたが、
そんなことはなかった。
でもこれで良かった。
そうなっていたら頭が爆発したかもしれない。
 
 
これで60分コースが終わった。
本当にあっという間だ。
これが60分なら、大学の1コマは本当は500分くらいあるんじゃなかろうか。
 
 
別れはあっさりしたもので、
料金も前払い制なので、ただ店を出るだけだ。
 
 
階段を降り、外へ出た時、
店の前ですれ違ったキモオタクのように僕もまた二タニタと笑っていた。
この笑みは、この耳かきリフレに入ったキモオタクの、満足感の現れなのだろう。
 
 
これで耳かきリフレのレビューは
終わりだ。
 
 
一つだけ言っておきたい。
絶対60分コースの方がいい。
こういう時はケチってはいけない。