皆さん学生の頃はイケイケでしたか?
僕は違います。
僕が中学の頃、
RADWIMPSがちょうど有名になってきたんですよね。
「メディアに積極的に出ない」
「英語できる」
「ちょっと捻った恋愛ソング」
的な要素が同世代のボーイズ&ガールズに大ハマりした様子で、
憎き野球部の坊主や、戦国時代みたいに水面下でグループ単位での勢力争いを繰り広げていた女子たちは大いに好き好きアピールをしていました。
後ろにあるサブ黒板とか、前の黒板の隅っこの方に
トチ狂ったようにRADWIMPSの歌詞をつらつらと書いているわけですね。
自分たちのホームページにもヘッダー部分にRADWIMPS。
その下の画像には風景+歌詞とか謎ポエムの画像。
あの画像って何なんでしょうね?
あれ誰か儲けてるんですか?
それなら僕もやりたい。
話は戻り、
当時の僕は陰キャのくせにめっちゃ周りを見下すという
クソ尖った人間だったので
「あんな奴らが聞いている音楽なんてクソだ」
という謎の意識が構成されていきました。
そしてその思想を後押しする勢力もあります。
2ちゃんねる(厳密にはまとめブログ)です。
10年くらい前のネットというと、やはりどこかまだ薄暗い雰囲気を残していて、
そこの住人たちはやはり僕と似たような性質ということもあり、完全に僕は勢いづいていました。
当時から既に中二病という概念は存在していたので、
僕自身はそれに当てはまらないような生き方をしていたつもりでしたが、
今思うと斜めから中二病に頭を突っ込んでいただけでした。
そんな中、中学校の頃にたどり着いた音楽がありました。
僕は中学生まではアニメ見なかったのでアジカンにアニソンのイメージは無かったです。なのでアニメ見てハマったとかいうオタクみたいな理由じゃありません。(謎の意地)
何故かというと2ちゃんでオススメされていたからです。(台無し)
そこから僕は俗に言うロキノン系の方向へ走り去っていきました。
別に僕はレンタルで済ませるしライブとかも行かないんでめちゃくちゃ浅いですけどね。踏んでも靴の中に水が入らない水溜りくらい浅いです。
そんな僕も成長し、社会人となりました。
それでも僕はクラスカースト層上位の方たちが好きなアーティストはなかなか好きになれないでいるままです。
これはアーティスト自体が悪いというわけではなくて、僕自身の劣等感が憎しみに転換されていただけだと思います。
日本語のレゲエとかヒップホップの人たちがよく歌詞のレベルが低いとか言われますが、
アジカンだって初期の頃は何言ってるか分からない歌が多いですしね(歌詞の問題じゃない)
それにしても自分が伝えたいことを自分の言葉ではなく、
歌詞だけサッと書いて
「伝わったか?」
みたいなポーズをとる人間てめっちゃ面倒臭そうですよね。
歌詞の引用する人間って大体クソですよね。
はい。